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仕事の仕方(6) 気働き

  • ※社員へ向けた社内朝礼スピーチより抜粋

前回の「仕事の仕方」では、文章力を身に付けるという技術的なことを話しましたが、仕事をする上で最も重要なことは、技術的な問題よりも、むしろ気持ちの持ち方やどのような考え方で仕事に臨むかではないかと思います。

「気働き」という言葉をご存じですか。「気が利く」とか「機転が利く」というのとは少しニュアンスが異なります。一般的には今、自分が何をすべきか(すべきでないのか)を機敏に判断し、状況に適切に対応することをいいます。「空気を読む」能力と言い換えてもいいでしょう。

また、ある人はこう言っています。「事のなりゆきに応じて即座に心の働くこと」「気の利くこと」「気転」と書かれています。要するに、「気働き」とは ①相手に対する優しい思いやりであり、②細かいことに気を使う注意力であり、③とっさに取るべき態度を決める頭の回転です。

おそらく仕事ができる人は「気働き」ができる人だと思います。相手の気持ちが読める人、周囲の人々の動きや考え方、仕事ぶりを見て自分の動き方を決める人、仕事の成り行きをみながら、次のなすべきことを予測し手を打てる人、そしてどこまでの内容とすれば周りの人に満足してもらえるかを考える人を言うのだと思います。

「気働き」ができる人は、「あの人は良く気が利く」などと言われたりもしますね。結局は、仕事のさばける人は、周囲の仕事環境を読み取りながら、仕事ができる人ということになりますね。いろいろな種類の仕事がありますが、お客様に満足していただくために、必要と思われることは雑用でも何でもする。それがきっと貴方を人間として、技術者として大きくしてくれます。

そのためには、余裕のある生き方をする必要があるのではないでしょうか。広い心を持ち、周囲の困っている人がいたら、立ち止まって手を差し伸べる人、そういう人こそがきっとこれからの人生を充実して生きることができ、技術者としても一流になるのではないかと思います。エディットのスタッフはそう言う人・技術者であってほしいです。

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